2006年03月13日

14才、心の歪のゆくえ  <子供の事件>

3月9日、東京都世田谷区のマンションで、生後2か月の妹が死亡、両親が重傷を負った放火事件が起きた。
区立中学2年の長男(14)が「自分が火をつけた」と供述。
「自分の部屋の毛布にライターで火をつけた」と認めた。
「(家に)火を付ければ、みんあが困ると思った」などと供述している。
警視庁少年事件課は、放火は父親(40)と実母(38)への嫌がらせが目的だったとみて、犯行に至るまでの少年の心理状況を詳しく調べる。

少年は小学1年の時に両親が離婚した後、実母と2人で生活。
中学1年の秋ごろ、友人とのけんかなどから不登校が始まり、実母と口論が絶えなくなったという。
家の中で皿を投げたり、消火器を噴射したりする問題行動も繰り返すようになった。
実母が嫌いになり家庭内暴力を振るうようになったらしい。このため、昨年12月から約一カ月半、東京都児童相談センターに一時保護された。
今年1月下旬から、自ら希望して父親と同居を始めたが、父親からは顔を合わせるたびに「学校に行け」「勉強しろ」などと言われ、何度か手も上げられた。「父親の言うことは分っていたがいつも言われるので嫌いになった」と言う。
少年の心は、いつしか次第に父親への恨みに変わった。
父親の再婚相手の母親(40)とは、ほとんど会話がなかったという。
同課では「みんなを困らせたかった」という「みんな」とは、父親と実母のことだとしており、少年が実の父母との間で疎外感を深めていく中で事件を起こしたものとみている。
(毎日新聞から抜粋)

理解し合えない親と子
無理なプレッシャーでしつけようとした親がつくった、子供の心の歪
中学生が感じた疎外感
中学生のやり場のない抵抗

先日の中国人の母親の幼児殺傷事件と何か共通する「疎外感」。
14年間のつもり積もったストレスにより生じた心の歪。
やっぱり、絶対的に「10才までの親と子のセッション」を行うべきであり、親と子が理解し合うということ、自然体な親子の関係をつくるべきということを改めて思い知らされる事件だ。
必要最小限でさえ、そういうことを心がけることができない親たちに育てられてしまった子供は、ある意味犠牲者だと思う。
犠牲になった生後2ヶ月の妹さんには本当に災難としか言えないが、これから長い人生の残った14才の少年の人生は、きわめて辛い人生になるだろう。
起こしたことは取り返しがつかないし、このことが心から消えることは二度とない。しかし、残りの長い人生、精一杯生きてほしいと思う。
posted by あっちゃマン at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | パプニング・事件
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